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米国株は世界株式時価総額の約4割を占め、安定した運用が可能な投資先として外せません。
その中でもリスクがあまり大きくなく、長期運用で特におすすめなのが米国ETFです。
ETFは幅広い銘柄へ分散投資でき、長期的な投資で安定したリターンを得ることが可能です。
また、投資において短期的なのか長期的なのかなど、目的や保有期間に合わせた資産配分も重要となってきます。
今回はその中でも初心者におすすめのNISAで買える米国ETFをピックアップしました。またご紹介するETFは成長を重視しつつもリスクヘッジも考慮した銘柄となっています。
購入する場合は、2つセットでの購入がリスクを最小限に抑えることができると考えます。
※投資は自己責任です。
結論:買うべきは米国ETFの「VOO」と「GLD」の2種類
①バンガード S&P 500 ETF(VOO)
一つ目の「VOO」は正式名称「バンガード S&P 500 ETF」、世界最大級の資産運用会社バンガードが提供している米国ETFで、米国の主要株価指数S&P500と連動する商品です。
運用会社は世界最大級のバンガード社なので今後も安心でき、
注目は経費率0.03%の超低コストで、購入後は少ない費用で運用することができます。
また、VOOは全ETF中3番目の純資産総額を誇り、世界中の投資家から指示されている超メジャー級のETF銘柄といえます。
VOOがベンチマークしているS&P500指数は過去から長期間右肩上がりの成長を続けており今後の米国経済成長に伴って株価上昇が期待できるといえます。
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↑S&P500の推移(2025年2月現在)
参照:https://www.google.com/finance/quote/.INX:INDEXSP?hl=ja&gl=JP&window=MAX
②SPDR ゴールド シェア(GLD)
二つ目は“金”のETFである「GLD」で正式名称は「SPDR ゴールド シェア」です。
GLDは金現物の値動きに連動するETFで、米国で最初の金ETFです。
SPDR(スパイダー)は、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズとよばれる米国で初めてETFを販売した大手資産運用機関のETFブランドです。
本来、金の取引は購入方法や保管方法、保険などの諸問題が発生しますが、
GLDはETFとして有価証券化することで金取引のさまざまな問題が解決されました。
金は近年高騰していますが、元来さまざまな投資のリスクヘッジとして使われており、
例えば世界の株価が下がった場合には金相場は上昇する傾向があります。
また、昨今の世界中における戦争などの地政学リスクによっても金の価値はより一層増しているといえます。
VOOは攻めのETFとして、GLDは守りのETFとして保有することが目的であり、
投資リスクを分散するためにGLDも併せて購入することをおすすめします。
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↑米国金相場の推移(2025年2月現在)
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